高画素センサーで昼も夜も抜群の映りで西日本LED対応な70mai Proドライブレコーダーを買ったよ!!


SONYの優れた低照度性能を誇るSTARVISセンサーを搭載し、昼間はもちろん夜間も抜群の映りを見せるドライブレコーダー70mai Proを買ったよ!!
WiFiはもちろん次世代規格H.265記録により少ない容量でより綺麗に、西日本LED信号機にも対応し万人にオススメできる一台です。




「1万円以下でオススメのドライブレコーダーは?」
そう聞かれたら私がぜひオススメしたいのがこのドライブレコーダー70mai Pro。
画質は申し分なくソフトウェアも良くできており、使っていて不満が無い。中華製品にアレルギーがある人以外なら恐らく満足していただける製品です。

というわけで早速、購入です。


公式サイトと販売しているところ

公式サイト

販売しているところ
70mai Official Store(Aliexpress) https://70mai.aliexpress.com/store/4257014
Joybuy https://www.joybuy.com/600421052.html
GearBest https://www.gearbest.com/car-dvr/pp_009541553853.html
Banggood https://www.banggood.com/XIAOMI-70mai-Dash-Cam-Pro-1944P-HD-Car-DVR-Camera-SONY-IMX335-Sensor-140-Degree-FOV-p-1347769.html

自分はAliexpressのOfficial Storeでセールとクーポンを駆使してGPS付きを62ドル-7000円(1ドル112円換算)で購入しました。
後述しますが、正直GPSは有効活用できないので今から購入する方はGPS無しでもう少し安く買ったほうがいいと思います。
アップデートにてGPSにて速度表示や位置表示が行えるようになりました。ようやく買う価値が出たので欲しい方は買ってみてもいいかも

70mai Proレビュー

スペック

70mai Pro dashcam
Size87.5 x 53 x 18mm
LensF1.8 / 140 degree
Image SensorSONY STARVIS IMX335
1/2.8" 2616×1964pixels
2.0μm×2.0μm
ProcessorHiSilicon Hi3556
supports WDR
H.265 Recording
StoragemicroSD 16-64GB
read/write speed of Class10 above
LCD Screen2.0" 320×240
Resolution2592x1994 (H.265)
2560x1440 (H.265)
1920×1080 (H.265)
1920x1080 (H.264)
1280x720 (H.264)
APP Setting [P/N] P=25fps / N=30fps
Battery500mAh

SONY STARVISブランドのセンサーは裏面照射型CMOSにより従来よりも光を集められるため低照度性能が優れているのが特徴です。高画素センサーは構造的に低照度環境が苦手ですが、今回のIMX335はその苦手を克服したセンサーと言えそうです。

ちなみにIMX335はアスペクト比4:3のセンサーで、2560x1440や1920x1080などの16:9フォーマットの場合はクロップする形で記録しています。2592x1994は4:3のセンサー全域を使用しているためクロップしている16:9より縦方向の視野が大きくなります。

外観と付属品

Aliexpressの70mai Official Storeで購入しましたが、こんなちゃんとした梱包で送られて来たことに軽く感動しました。中華通販にしては珍しいです。

外箱。艶消し黒の外装に金色の文字とイラスト。金色がちょっとくどいですが安っぽさはありません

裏面。簡単な商品スペックとかが書いてあります。モデル名は「Midrive D02」, Inputは5V-2A, 500mAhの内蔵バッテリー

蓋を開けたところ。上段にドラレコ本体。下段にケーブルやシガーソケットアダプターなどのアクセサリー
下手なスマホの梱包より良くできています。

同封物。
取扱説明書、本体、粘着補強シート、シガーソケットアダプター、ケーブル、車の隙間にケーブル突っ込む棒。

粘着補強シート。簡単な取り付け説明が載っています
まずはこのシートをフロントガラスに貼って、そこにドラレコの両面テープを張り付けることで強力にくっつけることが出来ます。スマホの保護フィルムのようなくっつき方なのでシール跡が残りません。安心して愛車にペタリできます

シガーソケットアダプタ。Model名は「Midrive CC01」、12-24Vの入力電圧に対応。出力電圧は5V-2.4A/1.0A(MAX3.4A)
長さは短く、ソケットに差し込むとあまり頭が出ない仕様

USB-A端子が2つ付いています。オレンジの端子はドラレコ専用と記述されています。たぶん端子によって出力電流が違うんじゃないかな?

ケーブル。USB-A - microUSB端子。3mほどの長さで比較的柔らかく取り回ししやすい、しかし曲がり癖がついていてなかなか取れない
microUSB端子はL字となっており、本体に接続したときにしっかりフロントガラス上方に向かうようになっています。

車の内装の隙間にケーブル押し込むときに使う棒。無くてもそんなに困らないけど、ちゃんと同封してくれるのはなんか嬉しい。ちゃんと角が取れており、内装が傷つかないようになっている

ようやく本体。画面に貼られたフィルムに簡単な操作説明。4つの操作ボタンと1つの電源ボタン

正面。デザインの邪魔にならないようにマウントで隠れる場所にモデル名や法的表記をしています。
5つの金色の端子はGPS用のもの

マウントを付けた場合はこんな感じ。黒一色ではなくレンズ部分は灰色で塗り分けているのが良いアクセントになっています。好き

レンズの可動域はこんな感じ。当たり前ですがレンズがどの角度でもフロントガラスに接触しないようになっています。写真だとちょっと怪しく映ってるけど実際は大丈夫です。
レンズ可動部も程よい重さで滑らかに動きます。こういう細かいところも良くできててかなり好印象

側面。microUSBとmicroSDスロット。microSDは少し奥まで押し込まないと出し入れ出来ないため、爪が短い人は何らかの道具が必要かも。

レンズ部の裏に通知用LEDがあり状態を表示してくれます。側面からだけでなく正面からも確認できる点は便利。デザインもオシャレで好き。


オプションのGPS

オプションで10ドル増しくらいで買える専用GPS。統一感のある外箱。

外箱の裏面。Model名は「Midrive D03」。

内容物。取扱説明書、GPSマウント、粘着補強シート。

左がGPSマウント、右が通常版のマウント。高さが2倍くらい違います。

左がGPSマウント、右が通常弁のマウント。通常版はプラスチックの射出跡が残っていたりと簡素なつくりですが、GPSマウントは別売りにされているだけあり綺麗に造られています。
ちなみに、本体との取り付けは上下方向にスライドするだけで簡単に行えます。


本体ソフトウェア

初回起動時にはチュートリアル的に使い方を教えてくれる。これは通知LEDの色の違いについて、イラスト付きでわかりやすい

Voice controlでは, Take picture, Record Video, Turn on screen, Turn off screen, のコマンドに対応している
誤認識も少なく、発音に気を付けて喋るとしっかり反応します。思ったより良くできている。

microSDが入っていないとこの画面が出ます。これは良いんですが、設定も一切開けなくなるのは少しどうかと思うところ


全設定項目はこんな感じ (FW:1.0.4na)
/WiFi hotspot
  Hotspot name & Password
   -Enable
   -Disable
/Collision sensitivity
   -High
   -Low
   -off
/Format SD card
/System time
/Screen off time
   -1min
   -30sec
   -keep on
/Advanced settings
   Power-On Wi-Fi
      -Enable
      -Disable
   Video coding
      -H.265
      -H.264
   Video Resolution
     (H.265)
      -2592x1990
      -2560x1440
      -1920x1080
     (H.264)
      -1920x1080
      -1280x720
   Speaker volume
      -Large
      -Medium
      -Small
   Power-on sound
      -Enable
      -Disable
   Parking surveillance
      -ON/OFF
      Parking surveillance sensitivity
         -High
         -Low
      Enter parking surveillance
         -In 20 minutes
         -In 30 minutes
         -In 40 minutes
         -In 50 minutes
   ADAS
      ADAS function -ON/OFF
      ADAS warning page
         Car ahead move -ON/OFF
         Lane deviation(>80km/h) -ON/OFF
         Hit car ahead alert -ON/OFF
/System update
/Restore factory settings
/About

*ADASの設定はGPSマウントを付けないと有効化されません*

設定画面は全部写真に写すと面倒なので、適当に掻い摘んで説明していきます

設定画面はこんな感じ、4つのボタンで操作します。サクサク動き、ボタンの感触も悪くないです

WiFi hotspot設定。Hotspot nameとPasswordが見れます。あとはWiFiのEnable/Disableですね

System time設定。リチウムイオン電池な機種なのでそんなに頻繁に時間がズレるってことも無いと思うけど

System Update。まだアップデートしたこと無いので詳しいやり方とかはわかりません。いつか追記しますね。

About。今回の記事はこのバージョン(FW:1.0.4na)で書いているのでアップデートで変わるかも。
ファームウェア名の後ろ2文字は言語とかだと思います。na="North America"


スマートフォンアプリ

WiFi経由でスマートフォンと接続しアプリで設定を弄ったり、録画した動画を見れたりします。

Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.banyac.midrive.app.na
iOS (worldwode) https://itunes.apple.com/jp/app/id1345384242
iOS (North America) https://itunes.apple.com/us/app/id1337469766

なんでiOS版はWorldwideとNorth Americaの2種類があるんですかね...


Android版のAppVer:V1.0.4 , FW:1.0.4na , でのレビューになります。


左の画像はログイン画面。メールアドレスを登録しないと使えません。ドラレコ使いたいだけなのになぜメールアドレスが必要になるのか......
真ん中の画像は機種選択画面。複数台持ちの人とかはここから選んで接続します。ちなみにここでドラレコのWiFiホットスポットに接続しないと次の画面に進めません。
右の画面はプレビュー画面。接続したらこの画面になります。遅延はそこそこ、Photo albumのボタンで撮影した映像を見れます。右上の...のボタンでドラレコの設定に移れます。


左の画面が、撮影した映像リスト。日付や時間で整理されておりサムネイルもあるので見つけやすいです。
真ん中の画面が、映像の複数選択。一括削除や一括ダウンロードができます。
右の画面が、撮影した映像のストリーミング再生。少し解像度の低いストリーミングですがダウンロードする映像を探すなら十分すぎる性能。ダウンロードは時間選択などは無く、1分まるごとダウンロードです。


設定画面。
左の画像では見切れていますが、Restore default settings, About, もあります。
System timeをクリックすると、スマートフォンと時刻同期が行えます。
「P/N」はフレームレートの変更が行えます。P(PAL)=25fps , N(NTSC)=30fpsです。

このフレームレートを変えられる設定のおかげで、70mai Proは西日本でも東日本でもLED信号機が消灯しないようになっています。
詳しい説明は下の記事でしたつもりなので、暇なら読んでね!


図でよくわかる「ドライブレコーダーでLED信号機が消える現象」
https://mofulog.blogspot.com/2017/12/Dashcam-TrafficSignal-Lost.html


簡単に説明すると
この対応するfpsで撮影すると、LED信号機は数秒間完全に消灯して映ってしまいます。
東日本100Hz…1, 2, 4, 5, 10, 20, 25, 50, 100 [fps]
西日本120Hz…1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 10, 12, 15, 20, 24, 30, 40, 60, 120 [fps]

70mai Proは25fpsと30fpsを設定から変えることが出来るので、自分の住んでいる地域に合わせることでLED信号機に対応することが出来ます。
これは70mai Proの大きな利点ですね。

ちなみに70mai Proの25fpsというのは6フレーム目が重複フレームの「実質25fps」の事で、動画ファイルとしては30fpsとなっています。

ADASとGPSマウント

70mai Proは別売りのGPSマウントが無ければADASを使うことが出来ません。

ADASを使う前にキャリブレーションが行われます。「この範囲に水平線を入れてね」と「この範囲に車線を入れてね」って感じです。2,3分で終わります。

使えるADASの機能は
・前方衝突警報
・車線逸脱警報(80km/h 以上)
・前車発進お知らせ
の3つです。

前方衝突警報はまだ反応させてないので評価できないですが、一定の速度以上で車間が一定より近くなったら警報出すって感じなのかな
車線逸脱警報は時速80km以上で有効化なので、日本だとほとんどの場合スピード違反になっちゃいますね。試しに時速?kmで意図的に車線逸脱をしてみましたが無反応でした。
前車発進お知らせは何度か反応しました。ちょっと発進が遅れたなって思ったら反応します。少し感度が敏感すぎるかなぁという感じ。感度調整などが行えれば実用できそうです。

70mai ProのGPSマウントはADASのみで利用されているようで、動画内に速度表示、GPSファイルの埋め込み、時刻補正なども行われません。
中国国内では取り締まりポイントの通知なども行えるようですが、日本では当然使えません
せっかくオプション料金を追加で払ったのに、得られるのは中途半端なADASのみです。

現状はGPSマウントを買っても得られるメリットは少ないので、今から買う人はGPS無し版をお安く買うほうがいいと思います。

2019年6月のアップデートで速度表示と位置情報表示が行えるようになりました。
現状、PCの再生ソフトが対応していないためこれらの情報をPCで表示することはできませんが、近いうちにロシア人あたりが対応したソフトを作ってくれるはずです。
公式スマホアプリでのみ表示が行えるようです。

ちなみに私は車が長期入院中のためまだ試せてません。早く治ってくれ...

撮影した映像

ながながと製品の説明を行いましたが、ようやく本題の撮影映像です。

YouTubeにアップロードするとエンコードによって劣化するので、Googleドライブに生データを置いときます。

こちらが、70mai, 70mai Pro, Xiaoyi Yi, DDPAI MIX3の4機種の比較です。
初めてまともに動画編集したので、細かいところは目をつぶってね。
ちなみにドラレコ4台付けている車は誰がどう見ても不審車両です。ご近所に噂されないように気を付けましょう。
途中で出てくるパーセント表記は、ピクセルでの倍率です。70mai Proは他の機種より撮影解像度が高いので倍率が低くなります。

比較した機種はコスパの良い中華ドラレコで60ドルとかそれくらいの値段のもの
70maiは30ドル以下の機種ですので価格帯が違いますが、低価格帯に多いSONY IMX323搭載機種の目安としてください。
Xiaoyi Yiは2,3年前の高コスパ機です。当時の価格帯だと70mai Proと同じくらいでした。広い画角のため細部は潰れていますが、今でも現役で使える映りです。ちなみにレビューはここ
DDPAI MIX3は1920x1080のSTARVISセンサーIMX307を搭載しており夜間性能が良いはずだったんですが、ファームウェアがあまりにも未熟で足を引っ張りすぎ昼夜問わず残念な感じに......よく発売できたな。
肝心な70mai Proは昼は画素数の差もあり圧倒的な映り。色味も良く街路樹の葉っぱの細かいところも良い感じ。夜間も高画素機なのに結構良い感じの映り。


上の動画から各機種の特徴が良く現れたフレームを見ていきましょう。

70mai Proが150%、他は200%です。たぶん15~20km/hくらいで走行中
街路樹の葉を見ると70mai Proの圧倒的な強さが感じられます。
他の機種が細部が潰れて塗り絵気味になっているのに70mai Proは葉の1枚1枚が見分けられます。やはり昼間は解像度の差が明確に出ますね
奥に見えるショッピングモールの非常階段部分も大きな差が見えますね。情報量の多さが違います。

トンネル出口。時速60km/hくらい?、明るさが急激に変わった時の映り方を比較しています。
全機種とも本格的なHDRではないのでアレですが、この価格帯ではそもそも搭載していないのが常なので、それを念頭に見てください。
これらの機種の中では70mai Proはマシな方です。壁のコンクリートの質感はDDPAI MIX3には及びませんが、まあマシな方です。

逆光。太陽の近くの煙突に特徴が出ています。
Yi Dashcamは画面全体を少し暗くして煙突の先端までしっかり映しています。
70mai Proは画面の明るさはあまり変えず煙突の姿は見えますが先端は白飛びしています。
これらは各社の絵作りの方向性の違いもあるので、どちらかが悪いというものではないと思います。
ただ、暗い部分は後で補正すれば映っている場合も多いですが、白飛びした部分は補正しても見えない場合が多いので、個人的にはYi Dashcamのような映りが好きかな
2機種とも空の青が綺麗に写ります。ドラレコ映像は上半分は空が映るのでこうした色味が綺麗だと見返したときに嬉しいです。
それにしてもMIX3があまりにも酷すぎて...売っていいレベルじゃないでしょコレ......

ポジションランプのみ駐車中。70mai Proが75%, 他は100%表示です。極端な暗所でセンサー自体の性能比較のつもりです。
70mai(IMX323)は木の存在に気づけません。他と比較するとかなりしょぼいです
70mai Pro(IMX335)はノイズも多いですが木の葉っぱの形も大まかにわかり、右側にも電柱や木があるっぽいというのはわかります。
Yi Dashcam(AR0230)は木の葉が潰れて塗り絵っぽくなっています。Yiは暗所ではフレームレートを下げてシャッタースピードを長くして明るさを稼ぐので、その間に木の葉が風に揺られてブレたというのが考えられます。右側の電柱などは映っていません。
MIX3(IMX307)はようやく本領発揮です。ノイズも少なく木の葉の形もわかります。センサーはやはり良い性能です。センサーはね...

上と同じフレームを補正して無理やり明るくしました(露光量EV+5.0)。
70mai(IMX323)は真っ暗です。木の存在に気づけません。
70mai Pro(IMX335)はかなりノイズが増えています。暗所ではISO感度を上げて明るさを稼いでいるようです。右側の電柱も確認できます。
Yi Dashcam(AR0230)は補正しても右側の電柱は見えません。
MIX3(IMX307)はやはり暗所に強いセンサーですね。かなり補正したのにノイズも少なく、木の葉の形も確認でき最高ですね。現状この価格帯のセンサーでは抜群の暗所性能でしょう。センサーは良いんですよね、センサーは......

おまけ

FCCによる分解した内部画像

70mai Proはアメリカの通信・電波関係のFCC認証を取得しています。つまり、その辺で売ってる安物よりはノイズ対策も作りこまれているはず...?

その認証のレポートが公開されています。
https://fccid.io/2AOK9-MIDRIVED02
レポート内のこのページで70mai Proの内部画像が公開されています。
https://fccid.io/2AOK9-MIDRIVED02/Internal-Photos/Int-Photos-4048590

上のページからいくつか引用して見てみましょう。

バッテリーはよくある薄型のリチウムポリマー電池ではなく、円筒形のリチウムイオン電池のようです。
引用:https://fccid.io/2AOK9-MIDRIVED02/Internal-Photos/Int-Photos-4048590

これはFCCの公開したバッテリーの画像を加工してサイズをわかりやすくしたものです。
直径は14mm程度で長さは端子を含んでいるので正確な値は出せませんね。


2つ上の画像から製造メーカーが読み取れて「huahuienergy.com」
電池の青色から製品ブランドが推測され「HMC Li-MnO2」
公表されている電池容量500mAhから「HMC1450」
http://en.huahuienergy.com/index.php?g=Portal&m=Page&a=index&id=13&pid=14&nid=32
HMC1450の場合、直径14.1mmなので上の画像とも一致するため可能性が高いと考えられる。

これはあくまで予想に過ぎないので、電池交換の際は自分で分解してサイズを確認してから買ってね。


チップの上に金属シールド、その上にヒートシンクという感じですかね
安物ブランド品だと絶縁シートをペタッとしただけのものも多いので、70mai Proは良くできている方ですね
それにしてもこんなまともなヒートシンクを付けているのは珍しい気がします。
https://fccid.io/2AOK9-MIDRIVED02/Internal-Photos/Int-Photos-4048590
ヒートシンクの下。HiSiliconの「Hi3556」の文字が見えます。DRAMらしきものは文字が読めませんね
https://fccid.io/2AOK9-MIDRIVED02/Internal-Photos/Int-Photos-4048590

70maiとXiaomiの関係について

追記:20190523
Xiaomiはスタートアップ企業に対して資金などの支援を行う「Xiaomi Ecological Chain」というシステムを持っています。
このシステムは育てた企業の製品をMijiaブランドでOEM販売してもらったり、mi.com内で販売することでXiaomiとして利益となります。
スタートアップ企業にとっては、資金面のほかにもXiaomiブランドを享受できたりmi.comで販売できることから販路の面でもばっちりのサポート。
つまり、双方にとって美味しいエコシステムなんですね。

ちなみに70mai以外にも、Huami, ZMI, Zhimi などもこのシステムで育った企業です。

というわけで、支援を行っているだけなので、70maiはXiaomiの子会社ではありません。
じゃあ何かというと...
う~ん、なんでしょう...Xiaomiのパートナー会社ですかね...。

70maiが作ってmijiaブランドで販売している製品に関しては紛れもない「Xiaomiの製品」で、70mai無印に関してはmi.comでも販売されていたため、これもまあ「Xiaomiの製品」でいいでしょう。

しかし、70mai Proに関しては70maiブランドですし、販売も独自なので厳密には「Xiaomiの製品」ではありません。
実際Aliexpressの70mai Officialストアでは商品名に「Xiaomi」とか付ける見苦しい真似はしていません。
Official以外のストアは「Xiaomi」の文字が入っていたほうが売れ行きが良いので遠慮なく入れていますが...。

つまり、70mai Proは「70maiの製品」もしくは「Xiaomi(のパートナー企業70mai)の製品」が正解ですね。

でもまあ、正直こんなの誰も気にしてないので厳密なオタクだけ気にしてれば良いのでは。


追記:メールでアップデート通知が来るみたい


追記:20190123
上のほうで「アプリを使うだけなのになぜメールアドレスが必要になるのか」と愚痴りましたが、ようやくメールアドレスの活用法が見えてきました。

私はMiDrive01(70mai無印)も持っているのですが、そちらのアップデート通知がメールに送られてきていました。おそらく70mai Proも同様にアップデート通知が来るはず...
Change Logやアップデートの方法も書かれてありわかりやすいです。アップデート方法は70mai Proもだいたい一緒なんじゃないかな~と思います。


このようにメールで送られてくるのは個人的にはありがたいです。自分から探さなくても待っとけば連絡が来るというのはほんとに楽です。

ただ、アプリ使う人はメールアドレス登録必須というのはやはり抵抗感があります。
必要な人のみ登録という形がベストなんじゃないかな。製品自体は良いのでこういった部分も気遣ってくれるとうれしいですね

今後の70maiのリリース製品

追記:20190523
以下のリンク先に70maiの今年リリースされる製品が記載されています。
(リンク先PDF) https://files.xiaomi-mi.com/files/presentations/2019-70Mai-Product-Line.pdf

というわけで上のpdfより引用させて頂き、見ていきましょう。

70mai Smart Dash Cam 1S
2019年6月
SONY IMX307 x Mstar MSC8336D
1080P30 F2.2 FOV:130
・SONY STARVISの1920x1080センサーで夜間性能は上の比較画像でお墨付き。価格帯も70mai Proよりは安いはず...。
「Languege:Japanese」???、いろいろ期待できそうです。

追記:20190623
70mai official Storeで先行予約してます。価格は40ドル。IMX307でこの価格ならかなり良いのでは
https://aliexpress.com/item/32879744143.html

70mai Mini Dash Cam
2019年7月
OmniVision OS05A10 x HiSilicon Hi3556V200
1600P30 F1.8 FOV140
・OS05A10は1/2.7inch 2688x1944の4:3フォーマットセンサーでIMX335とちょっと似てますね。画面無しモデル
商品名に「Smart」が入っていないのが気になります。WiFi無しでスマホ連携無しですかね? そしてこちらも「Language:Japanese」です。

追記:20190810
70mai Official Storeにて販売しております。
現在60ドル、Proよりスペック的には上ですが画面無しモデルなので個人的にはProと同等(55ドル)くらいまでは下がりそうと願ってますが、新製品なのでしばらくはこの価格で行きそうですね。
https://aliexpress.com/item/4000034899999.html

レビュー記事書きました。参考にぜひ!!
https://mofulog.blogspot.com/2019/11/70mai-mini-Review.html


70mai Smart Mirror Dash Cam
SONY IMX335 x HiSilicon Hi3556V100
1600P30 F1.8
・イメージセンサーとプロセッサは70mai Proと同じです。70maiはミラー型ドラレコも複数手掛けておりXiaomiブランドで生産したりと経験豊富なので期待できますね。
こちらも「Languege:Japanese」です。怒涛の日本推しですね。
https://aliexpress.com/item/4000034880058.html

他にもジャンプスターターモバイルバッテリーや、空気ポンプなどの商品が「Languege:Japanese」で発売予定されています。

追記:20190722
上のpdf記載の機種とは別の物も制作されているみたいです。
FCCより「70mai DashCam Lite
https://fccid.io/2AOK9-MIDRIVED08
こちらも日本語対応。
70mai Dashcam proと同型。SONY IMX307 x Mstar MSC8336D
1Sと同じ構成で差異は画面有無とレンズくらいかな?
追追記:20190810 
70mai official Storeにて販売開始しています。現在60ドルになってますがご祝儀価格でしょうね。スペック的に1S以上Pro以下の価格になるはずなので45~50ドルが適正かと思われます。
https://aliexpress.com/item/33057449187.html

ガンガン新製品出しますね。消費者としては選べてありがたいですが、あまりスペックに差が無いので自社製品で客を食い合いそう...
miniとLiteは購入したので、(順調に届けば)9月初旬ごろにはProも交えてレビューしようと思います。

まとめ

良い点
・2560x1440で高画素で精細
・高画素センサーなのに夜間も強い
・H.265で綺麗な映像なままファイル容量も大きすぎない
・アプリの出来、本体ソフトウェアの出来が良い
・本体のデザインが好き
・本体の細かい造りがいい
・従来のIMX323系のドラレコとは2世代くらい違うと感じる出来
・西日本でも東日本でもLED信号機対応!!

特筆すべきはやはり映像の綺麗さ、昼間は1920x1080機種とは一線を画す映り。画素数の数の暴力でフルHD上級機種にも差を付けます。
夜間はフルHD上級機種には流石に敵いませんが、同価格帯ではSTARVISでない限り敵なしという感じ。上にも書きましたがIMX323とは世代の差を感じさせる映りです。


ダメな点
別売りのGPSマウントの恩恵が少ない
・microSDスロットが少し奥まで刺さなきゃいけない
・microSDが入ってないと設定変更もできない
・アプリを使うのにメールアドレスが必要
・動画内のロゴとタイムスタンプが消せない

個人的には、動画内のロゴとタイムスタンプが消せないのが地味に痛いです。無駄にフォントサイズデカいしオレンジ色で目障りなんですよね。
本体の設定にもアプリの設定にもこれらを消す項目はないので困りものです


総評としては、満足度の高い一台です。
安いのに安っぽさの無い外観にお値段以上の画質。
本体やソフトウェアの出来も良く、致命的な弱点が存在しないからオススメしやすい!
Amazonで当たりはずれにビクビクしながらレビュー欄を確認して買い漁るよりは、これ買っとけば間違いない。そう思える一台。


当たり前ですが、輸入仲介業者に10000円以上払って買うより海外通販で2台買った方がお得です。
欲しいなら海外通販するか、国内Amazonにお安く(せめて8000円以下くらい?)出てくるまで待ちましょう。

事故の過失割合が0.5割でも変われば十分元が取れます!!!
迷っている間にあなたの車が事故るかも!!!
今すぐ買おう!!


17 件のコメント :

  1. 参考になりました。無印中国語版つかってますが、proもよさそうですね。GPS無し検討します(^^)

    返信削除
  2. とても良く分かりました。ありがとうございます

    日本国内対応は分かりますが、日本車でなければ利用出来ないのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 70mai Proはそもそも中国・ロシア・アメリカなどの海外向け製品なので、外国製の車でも問題なく使用できます。
      電源を取る際に使用する「アクセサリーソケット」や「電圧」なども基本は規格化されているので、国産車でも外国車でも変わりなく使えます。便利ですね

      この価格でこの画質はかなり良い部類なので、ぜひ買って味わってみてください!

      削除
  3. YouTubeの方を先に見て検索したらここに来ました!
    新車にコレつけようかなと思ってます。
    SDはclass10ですよね?何ギガまで対応してますか?

    返信削除
    返信
    1. microSDは公式には64GBまでの対応となっています。自己責任となりますが海外のフォーラムなどでは128GBでの動作報告も上がっています。
      Class10未満の場合は「Class10以上じゃないと使えませ~ん」というエラーが出て使用できないため、そこだけ注意してください。といっても最近売っているmicroSDはClass10以上が基本のため大丈夫かとは思いますが...
      2560x1440での録画では多めに見て1分間に160MB,1時間で約10GBほど使用しますので、それを参考にmicroSDの容量をお選びください!!

      削除
  4. レビュー参考になりました。
    70mai Pro dashcamの場合Resolutionの設定ですが、
    おすすめは2560x1440になりますでしょうか。
    SDカードは64GBにしました。

    返信削除
    返信
    1. 2560x1440(16:9)より上に2592x1994(4:3)の設定もありますが、スマホやテレビもアスペクト比16:9の方が断然多いため個人的には2560x1440がオススメです。
      また、解像度あたりのビットレートも2560x1440の方が高いため圧縮ノイズも比較的少なく写ると思います。

      ただ2592x1994は上下方向に広く映せるので実際に車に付けてみて「その広くなった分を映したいか」で選べば良いかなと思います。

      削除
  5. エスとエヌ2019年11月7日 19:11

    70maiの購入を検討しています。
    詳細なレポートありがとうございます。
    やはり気になるところは
    「ドライブレコーダーでLED信号機が消える現象」です。
    proでは解消できるとのことですが、
    Liteやminiでもフレームレートの変更は可能なのでしょうか?
    自身で調べてみましたがわかりませんでした。
    よろしければ教えてください。お願い申し上げます。

    返信削除
    返信
    1. 実はMiniもLiteも購入済みで実際に撮影して検証したんですけど
      Miniは重複フレーム無しの25fpsとなるため西日本でもLED信号は高速点灯となり消えません。(NTSCで30fps / PALで25fps)
      LiteはNTSC/PAL切り替えの設定項目はありますが切り替えても効果が無く、西日本では数秒間消灯します。(NTSC/PALどちらも30fps)

      一応レビュー比較用に撮影したデータがあるので載せときますね。購入する際の参考にどうぞ!
      https://drive.google.com/open?id=1x4aJ3p4CSVwWMsBgS1o2kMnznVJKrs6n
      数日中にMiniとLiteのレビュー上げる予定なので良ければまた見てね!!!

      削除
    2. エスとエヌ2019年11月8日 2:13

      ありがとうございます!動画も拝見いたしました。
      11月11日のaliexpressセールでの購入予定で
      Lite×2台が買い物カゴに入っています。
      当方西日本在住で、
      実用上問題になることは少ないかと思いますが、
      Liteは避けたほうが無難な印象・・・。
      MiniかProか・・・ですが、GPSも付けたいので
      カゴの中身をProに替えることにします。
      いずれにしても購入する選択肢が狭くなりますので、
      70maiのフォーラムで
      「日本人に売りたきゃ、27.5fps仕様も作ってよ!」と提案してみます。
      MiniとLiteのレビュー楽しみにしています!

      削除
  6. こんばんは、Proをつけてから日中のみですが高速道路を走る機会があったため車線逸脱機能や接近警報を試してみましたが、明るいうちですとほとんど車線逸脱機能の方は反応はしていました。高速ですと基本的に白線も明瞭ですので日中で雨雪等降っていなければほぼ感知すると思います。接近警報の方はアクセルオフだけでは全車と近づきすぎてしまうぐらいの距離ですと反応しました。

    返信削除
  7. ゆうマッチョ2020年2月8日 16:36

    こんにちは!
    購入は去年末だったのですが(^◇^;)70maiオフィシャルストアででliteとProを各1台購入!liteは嫁の車に、Proをやっと先程自分の車に取り付けました^_^
    で、動画のロゴが消せるようにバージョンアップされてましたよ!?そしてどちらのドラレコも西日本信号対応してます。そんな感じです〜

    返信削除
  8. 購入しました。GPSのキャリブレーションのところで、うまくいきません。おいえてもらえませんか。

    返信削除
    返信
    1. 車ごと手放したので最近の詳細は分かりませんが、ADASのキャリブレーションでは
      1. 指定したエリアに車線が入っているか(ドラレコが横方向に向いていないか)
      2. 指定したラインに水平線が来るか(ドラレコが上下方向に向いていないか)
      を画面に従い調整して「キャリブレーション中」の表示を数分眺めると出来上がります。
      失敗する場合はドラレコが斜めに傾いているなどの可能性が考えられるので、水平線を合わせる部分で傾きをチェックしてみると良いかもです。

      削除
  9. 購入検討中で記事を参考にさせて頂いてます。
    今までは吸盤タイプしか使った事が無いのですが
    この手のタイプは車の乗り替え等で貼り直す事は可能なのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 取付の際は付属しているスマホフィルムのようなシートをフロントガラスに貼ってその上に両面テープの付いたマウントを貼るので、他社の粘着式の物より跡が残りにくいうえ張り直しも比較的しやすいと思います。
      ただ、ドラレコは消耗品なので乗り換えを機にその時の最新モデルを買うのもアリかと!!

      削除
    2. 返信ありがとう御座います。
      1万円以下で買えますし車の買い替え時に買い直すのもありですね。

      削除