儚くも「キィキィ」と悲鳴を上げながら壊れていったハードディスク。捨て方もいまいちわからずにお部屋の片隅に封印していませんか?
データを読めなくなっても、そのハードディスクには男心をくすぐる夢がたくさん詰まっているんです。
というわけで、いざ分解!!
本日生贄になるのは、Seagate Barracuda Green ST2000DL001
早速分解していきます。
少し特殊なトルクスねじで止まっていることが多いので、対応するドライバーを用意してください
amazonとかで特殊ねじドライバーセットでお安く売っているので、一つ持っておくといろいろ分解出来て面白いですよ。
4隅とかの端っこについてるねじをいくつか外すと、今度は隠しねじを開けます。
だいたい、画像のようにシールの裏に隠れているのでめくって探してみてください
ねじを全部外したら、がばっと力をいれると蓋が外れます。
開けた様子です。
鏡面に磨かれた円盤(プラッタ)・メカメカしい機構が詰まっており開けた瞬間からテンションが上がります。
ちなみに、外した蓋側にはシーリングがしてありホコリなどの侵入を防ぐ構造になってました。
端っこにこんなの入ってたけどなんどろう...乾燥剤?
ここで一旦分解を休止してHDDを電源につないで、最後の壊れているかの確認をします。最終死亡確認ですね。
見事に壊れてますね。これで安心して分解できます!良かったね
メカメカしい。こういうのワクワクしますね
スイングアームとその先に磁気ヘッドがあります。
軽量化のための肉抜きなのか、ところどころに穴が開いたアーム。カッコいい....
各種金属パーツも厚みがあり、重厚感があります。
いちいちカッコいい...
プラッタは鏡面でほんとにピカピカ。カメラでAFが合わせにくい
プラッタの方を外していきます。3か所のねじを外すだけです。
三日月状のプラッタの抑え部品が取れます。
6個のねじでしっかりと止められていました。
外れます。
この部品もただ円盤を止めるだけなのに、無駄にカッコいい形状。
後は普通に裏返すだけで、プラッタはすべて外れます。
プラッタとプラッタの間はこのように黒い三日月状の部品と真ん中に輪っかの部品があり、隙間をつくっています。
隙間はこんな感じ。う~んカッコいい...
今回のHDDは3プラッタです
磁気ヘッドを動かすアクチュエータ部です。
ねじを外すだけで取れるのですが、裏にかなり強めの磁石が入っておりくっつくので少し外しづらいです。
スイングアームを外していきます。
ここだけ、トルクスねじではなく六角ねじでした。
スイングアームの下には、また磁石がくっついた留め具がありました。
磁石でサンドイッチしている感じなんですね。
外したアームです。
う~~~~~ん、控えめに言ってもカッコいい。これ削りだし部品っぽいです、お金かかってますね
ゲームで出てきたら絶対強武器な見た目、持ち手にあたる部分が金色のコイルな所もまたカッコいいです。
絵になりますね。これプロカメラマンが撮ったら壁紙に出来そう。金属独特の鈍い反射がほんとに良いですね
好きな人はほんとに好きだと思う。う~ん、僕は好き!
磁気ヘッド先端です。曲がってしまっています。
分解時にどっかにぶつけて曲げちゃったっぽいです、指で簡単に曲がるくらい柔らかい。この辺は本当に精密機械ですね。
ちなみにプラッタの1枚に盛大に傷が入っていました。恐らくこれが原因で壊れたんだろうな~...
「僕が傷つけました」という記念写真
いかがだったでしょうか。
分解方法を詳しく解説するわけでもなく、ひたすら馬鹿みたいに「カッコいい」と言い続けるだけの内容になっています。
「HDDには男心くすぐるムフフな動画が入っているだけでなく、分解してもその中には男心くすぐるメカチックな機構が詰まっているんです。」
HDDを分解するのに壊れるのを待つ必要はありません。
今すぐ新品買って分解しよう!
ぴかぴか鏡面な丸い鏡がもらえます。
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